日時:9月27日(第4木曜) 2時
主題:ふるさとの文化財に学ぶ
ー光明寺蔵(二河白道図)ー
講師:加藤善朗
京都西山短期大学
教授
内容
粟生光明寺には現存最古の重要文
化財[二河白道図]が伝わっていま
す。火の河と水の河の間に真ん中に
細い白道がまっすぐのびて、西方極
楽浄土への道を歩んでいる旅人が
描かれています。これまで、この不
思議な光景が描かれた[二河白道
図]に出逢うことで、人生観が大きく
変わった人たちがいます。あなたも、
ふるさとに伝わる文化財の意味を知
ることで、未来をひらくヒントが得られ
るかもしれません。
日本で13-14世紀に成立し、浄土系の教団によって用いられた絵画に〈二河白道図〉があります。火の河、水の河にはさまれた狭小な白道を、釈迦・弥陀の声に励まされて彼岸に到達するという話です。この中国の善導(613-681)の『観経疏』の話を「見える化」したのが二河白道図。このうち最古の光明寺本とクリーヴランド美術館本、薬師寺本などの現存遺品を比較し、『一遍聖絵』を資料として、時衆における仏堂での十二光箱の配置について考察しました。
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